ITに限定してエンジニアを分類すると、大きく3つに分かれます。それは「目に見える部分を作る人」「動的な処理を作る人」「各種サーバー環境を整える人」です。インフラ系のエンジニアはこの「各種サーバー環境を整える人」に該当します。
具体的な仕事内容としては、まずサーバーの環境構築があります。アプリケーションを動かすには、初めに動かすための土台が必要となります。ネットワークやデータベース、また最近話題となっているクラウドなどの環境構築を適切に行い、アプリケーションが正常に動かせるようにしている訳です。簡単に言えば、裏方さんになりますが非常に重要な役割です。
次に運用という役割があります。これは先ほど挙げたようなサーバーの管理にあたります。アプリケーションの動作はサーバーが土台となっているので、絶対に不具合があってはいけません。よって、常にサーバーに問題が起こらないよう監視を続けなければならないのです。普段、私たちが安定してアプリケーションを利用できるのは、こうした働きがあるからこそなのです。
インフラエンジニアは、その役割の重要さ故に、非常に重宝される人材だということがわかります。彼らがいなければ、アプリを開発し、動かす環境を作ることは難しくなる訳ですから。
インフラエンジニアには正社員だけでなく、フリーランスとして活躍する人もいます。会社を設立したばかりのところであれば、人材が揃っていないこともあり、フリーランスの人に仕事を依頼することも多いと考えられます。現在、エンジニア不足が問題となっており、またそもそもインフラ自体の数も充分とは言えないことから、今後さらに求められる役割となっていくでしょう。
あらゆるところにIT技術が使われている現代において、その根幹を守るインフラエンジニアは不可欠な存在であり、長く安定して活躍することが期待できます。